ひとりっ子長男は特定不能の発達障害

【境界知能の兄】どんな親にどんな育てられ方をしたのか/背筋が凍った話

 

未診断ですが、妹(私)の目から見て 境界知能で自閉症スペクトラムADHD要素も強い兄について書いています。

 

前回↓

 

現在の兄の特性を箇条書きにしました↓

 

 

今回は兄を育てた我が両親について書こうと思います。

 

前にも書きましたが、我が家の発達障害は父方由来の遺伝だと思っています。

 

父は気は優しくて天然ボケタイプです。

 

自営業だからどうにかなったけど、サラリーマン勤めは厳しかったんじゃないかと本人も言っていました。

 

母はテキパキ働き者タイプ。

 

ちびまる子ちゃんのお母さんのような感じ。

 

ちびまる子ちゃんのお母さんの様にガミガミ怒ることはありませんでしたが。

 

「怒らない」訳ではなく、たまには怒られましたが、自営業手伝いが忙しかったりして基本的には子どものことは放任気味でした。

 

子どもの選択や進路に口を出すことはなく「好きにしたら」「自分で考え」とよく言われていた記憶があります。

 

よく、子どもがニートやひきこもりになる家庭は

・無関心な父

・過干渉な母

で構成されると言いますが(ソース無しの噂話ですが)

そういう家庭ではなかったと思います。

 

過剰に怒られることもなく、教育虐待もなく、兄妹仲は悪かったですが、夫婦仲は良かったです。

 

今でも両親は不思議と仲良しです。

 

ニートや引きこもりが悪いとは思っていません。人生の助走期間だったりもするし。

 

↑ ❝山奥ニート❞という言葉をご存じでしょうか?

 

私は何年か前にTVの報道特集か何かで見て知ったのですが、こういう生き方も素敵だと思いました。

 

 

母の本音を聞いた日

 

ハルの障害が分かってから「兄ちゃんもそう(発達障害)だと思うよ」と母に言うと

「通りで育てにくかった訳だわ!」とすんなり受け入れた母。そんな母を見て「母は現実的だなぁ、理解があって助かるわぁ」

と思っていたのですが、今から4年くらい前、兄が36歳の頃にその考えは消え去りました。

 

母と❝実家じまい❞の話になり、母が嫁入り道具として持ってきた古い重たいタンスや着物や貴金属を「いずれは売るか捨てるかしないとねー」と話しているとき、母がポロっと

「将来お兄ちゃんのお嫁さんが使うかもしれないし」

と言ったのです。

 

 

 

母は兄本人には口が裂けても言いませんが(怒られるから)私には「お兄ちゃんは結婚できるかねぇ」などとたまに言っていました。

 

でも、それは兄が20代までの話です。

 

兄が30代になって相変わらずフリーターのままで、転職?(バイトでは転職とも言わないのか?)したり正社員になる気もなさそうだと分かってからは兄の結婚を心配する話はしてこなくなったので、とっくに諦めたのだとばかり思っていました。

 

しかし!この時によく話を聞いてみると母は諦めていない、というか希望を持ち続けている様でした(*_*;

 

「今は男の人の結婚年齢は上がってるのよ」

「私たちと同居してくれるカワイイお嫁さんが来てくれるかも♪」

 

挙句の果てには

ハル(我が子)のベビー服やおもちゃについて

母「取っておくの?」

私「いや、一人っ子決定だからリサイクルショップとかに売るー」

母「そんなのダメよ!お兄ちゃんの子どもにとっておかなきゃ」

と言うのです。

 

おーい

結婚もしてない、予定もない、彼女いない歴=年齢

の兄に何を期待しているの?

 

背筋が凍るとはこのこと😰

ホラー映画を見ている感覚で母のことを見てしまいました。

 

父ならともかく、母がこんな考えをしていたなんて。

 

兄が40歳になった2022年の今、まだ希望を捨ててはいないのか怖くて母には聞けていません…

 

 

ひろゆきが親だったらどう育っただろう?

兄のような子を育てたことがないから理想論を語れるんだよなと思っちゃいます