療育日記/ハルは特定不能の広汎性発達障害

ひとりっ子長男は特定不能の発達障害

IQ50→IQ87→IQ102 現在小1 不登校に片足突っ込んでます

【精神障害者手帳】を取得/年間10万円以上お得

このブログは「社会的コミュニケーション障害」「特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)」のハルについて書いています。詳しくはこちら↓

 

ハルは4歳の頃に精神障害者保健福祉手帳を取得していたので

手帳取得までの流れ

メリット・デメリット

について書きたいと思います。

 

我が家は手帳のお陰で年間10万円以上お得に暮らせているので、そのことも。

“お得”と書くと不謹慎かな?

でも、家計が助かっていることは確かです。

 

取得しようと思ったきっかけ

 

療育手帳が取れなかったからです。

 

「この先IQが下がることがあっても4歳の時点でこれくらいだったら、まずIQ75以下にはならない」

と主治医からは言われました。

 

0歳~4歳7か月まで適用の発達検査です。
ハルが3歳5か月の時に児童精神科で受け、知りました。

もっと早くにこの検査の存在を知っていたら、自分でも我が子の発達がどれくらいの段階か客観的に知ることができたのに!と悔しく思ったのでお伝えします。

 

※問診だけなので素人でも簡単にできますが、本来は医師や臨床心理士などの専門家が行うもの、ということだけご承知おきください。

 

申請に向けて

 
申請に必要なものの中で一番入手困難なのは医師の診断書でしょうか。
 
医師によって書いてくれやすい/書いてくれにくい、はありますよね。
 
精神障害者手帳 診断書 様式』
などのキーワードで検索すると診断書の内容が分かると思います。
 
ハルが4歳8か月の時、児童精神科への定期受診のタイミングで
「精神の手帳を取りたいと考えているので、診断書を書いてもらえませんか?」
と尋ねてみたところ
主治医からは
「取れるか分からないけど、それが親御さんの希望なら書くよ~」
と言われました。
 
先輩ママ友の話では診断書があればまず落ちない(取得できる)とのことでした。
発達センターの児童精神科の医師は書き慣れていてツボを押さえているから大丈夫☆
※あくまで私の周りの意見です
 
診断書を見ると、たしかに表現などが秀逸で「病状」の欄なんてはみ出る程みっちり手書きで書いてくれていました(感謝)
 
ハルの場合は
【日常的な癇癪や色々な面で不安感が強いこと】
などに焦点が当たっていたと記憶しています
(細かいことは忘れました。コピーを取っとけば良かったー( ;∀;))
 
 
診断書を読んですぐは、正直「こんな大変な子を育ててるんだな…」と少し落ち込みましたが、すぐに「これがハルの助けになるんだ!」と立ち直りました
 
診断書には「生活能力の状態」の欄もありましたが、そもそも発達遅めの4歳児なので生活能力はないですよね。
 
食事、清潔保持、規則正しい生活、身辺の安全保持などなど
援助があればできる
おおむねできるが援助が必要
ばかり。
 
金銭管理、通院と服薬、社会的手続きなどは全介助
4歳児なら全介助で当たり前ですが。
 
精神障害者保健福祉手帳の申請は本人を見ることはなく、診断書が全てなので、主治医の診断書を書くスキルにかかっている所があるな、と思いました。
 

いざ市役所へ

 
医師の診断書
本人の証明写真(撮るの大変だった)
本人名義の預金通帳…
などなど揃えて持っていきました。

申請は2019年、令和1年5月(ハル4歳8か月) 

交付は令和1年6月(4歳9か月)

となっていますが、障害福祉課から「手帳ができあがったので取りに来てください」と連絡がきたのは8月のお盆明け。

受け取ったのは令和1年8月、ハルが4歳11か月の時です。

申請から手元に届くまで4か月弱かかりました。

周りの人に聞いても大体そのくらいかかるそうです。

自治体や時期にもよると思います

 

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精神障害者保健福祉手帳は1~3級まであり、一番軽度の3級です。

表紙には「障害者手帳」とだけ書いてあります。

精神障害者」と書かない配慮がされているようです。

 

 

 

メリット

 
精神障害者保健福祉手帳を取得して感じたメリットは5つあります。
 

メリット①所得税、住民税の障害者控除を受けることができる

所得税からは27万円

(特別障害者は40万、同居特別障害者は75万)

住民税は26万円

(特別障害者は30万、同居特別障害者は53万)

控除される額なので実際に戻ってくる額は違います。

いくら戻るかは世帯年収によります。

誰かのお役に立てればと思い、我が家の例を載せてみます

 

【給与所得の源泉徴収票

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オレンジの枠の部分を見ると障害者の数(本人を除く。)がちゃんと1になっています。

 

給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収税額の決定・変更通知書】

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↑住民税の控除が26万円分入っているのが分かります。

 

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【他障】が1になっています。

緑の枠部分は【ふるさと納税】の控除額部分です

オンボロ賃貸暮らしで、住宅ローン控除もない分、ふるさと納税にはお世話になってます☆

 

ハルがこんな特性なので、いざとなったらすぐに引っ越せる賃貸暮らしは気楽ではありますが、障害者手帳の比じゃないくらい住宅ローン控除ってお金が戻ってくるんですね~

いいなぁ~

マイホームの夢はいつ叶うんだぁ~!

 

 

障害者控除で戻ってくる金額を計算してみた

 
上でも書いたように、所得税の障害者控除額は27万円です。
 
我が家の場合だといくら戻ってくるのか計算式に当てはめてみます。
 
まず、世帯の所得税の税率を確認する必要があります。
 
その所得税の税率を求めるには課税所得金額を知る必要があります。
 
課税所得金額=年収-(給与所得控除額+基礎控除額)
で求められるので
 
はじめに、給与所得控除額を求める計算を行います
給与所得控除額=収入金額×10%+120万円

我が家の場合、209万1855円でした。

でも、195万円が上限なので、我が家の給与所得控除額は195万円となります。

※2020年1月に改正されたので注意※

 

次は基礎控除です

 

所得税基礎控除額はこの表を見れば分かります。

合計所得金額 控除額
2,400万以下 48万円
2,400万~2,450万以下 32万円
2,450万~2,500万以下 16万円
2,500万超 0円

我が家の場合48万円です。

 

給与所得控除額と基礎控除額が判明したので、やっと課税所得金額を求める計算ができます。

課税所得金額=年収-(給与所得控除額+基礎控除額)

この式に数字を当てはめると、我が家の課税所得金額は648万円となりました。

 

この金額を国税庁のHPに書いてある『所得税の速算表』に当てはめると所得税の税率が分かります。

所得税の速算表

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

参考 国税庁 所得税の速算表 

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

 

我が家の所得税の税率は20%でした。

 

ついにこれで最後です!

所得税における障害者控除額27万円世帯の所得税の税率をかける減免される税額が分かります!

我が家の場合

27万×20%=5万4,000円

5万4千円ということが判明しました。

 

住民税の税率は一律10%らしいので

26万×10%=2万6000円

 

所得税と住民税2つの減額を合計して

5万4,000円+2万6,000円=8万円

障害者控除で戻ってくる金額は我が家の場合年間8万円という計算になりました。
 
コロナの煽りを受けて、夫の給料も下がっているので来年度は控除額もガクっと減りそうですが。
 

 

メリット②市から毎月お金が振り込まれる

これは自治体によって違うと思うのですが、私達の住むところでは精神3級だと扶助料として月に1,000円が支給されます。

1年間で1万2,000円

ちなみに

療育手帳C判定だと同じく月額1,000円

B判定だと2,500円

A判定だと4,300円みたいです。

 

メリット③付き添い無料

本人が未就学の時点では動物園や遊園地など、こども自身は手帳がなくても無料の施設が多いです。

なので、手帳のメリットは「障害者本人と付き添い1名無料」という施設が多いという所です。

 

手帳の種類・等級によっては
NHK受信料、自動車税、高速道路の割引

など色々ありますが、ハルの等級では当てはまりません。

 

一般的に精神障害者手帳より療育手帳の方が手厚いと言われているので、どちらも取得できる時は療育手帳を取ることが多いみたいです。

※私の周りでは

※手帳は都道府県単位で違うので注意

 

これまでに書いたものを合算すると

障害者控除年間8万円+市から支給1万2,000円+付き添い無料=9万2,000円+α

となり、我が家では余裕で年間10万円以上のお金が浮いています。

 

癇癪が酷かった時期はよく物で釣っていたのですが(良くない対応でしょうが私が限界で…)

そのお金も

「ハルの手帳から出るお金で買うと思えばっ…!」

と私の心の負担がかなり減りました。

 

知育玩具を買う時も

「手帳のお金で発達に良さそうなものを買わせてもらいます」

と思って購入していました。

 

 

将来に不安がある子どもがいる場合、お金はなるべく残したいですよね。

あって困るものでもないし。

 

 

メリット④周りの理解

お金以外にもメリットはあります。

発達障害自閉症系は目に見える障害ではないので「全然普通じゃん」と言われることもあります。

場合によっては嬉しい言葉なのですが、保育園の加配申請だったり、就学相談だったり

「障害があるので支援を受けたいです!」

という場合には

「全然普通じゃん」

「この程度で?」

と思われたら困るんです。

そういう場面で手帳を水戸黄門の印籠のように出すだけで

「手帳が取れるくらい困ってることがあるのね」

と話が早いことが何度かありました。

 

 

メリット⑤障害者枠での就職ができる

これは今現在のハルには関係なく、就職するような年齢の時に手帳を持っていたらの話ですが。

特性のある人の場合、一般雇用で無理して働き潰れてしまうより、障害者雇用で配慮を受けながら働く方法もありますよね。

 

 

デメリット

 
正直、デメリットのことはあまり考えていません。
無責任ですみません。

将来ローンが組めるのか?保険に入れるのか?とかは「選択肢は減るけど絶対無理ではない」みたいですね。

でも、診断名がついた時点でローンや保険の問題は出てくるから、手帳を持っているかどうかは関係ないですかね?

 

お年寄りがよく言う「結婚に差し支える」

ということについては、そもそも適切な支援をせずに成長して引きこもりにでもなったら結婚できないだろうし。

むしろ、手帳の恩恵にあずかって支援を受けることで結婚の可能性が開けるもんじゃない?と思っているので気にしていません。

それに、私自身は結婚=幸せ
とも思っていないので(-_-;)

 

 

手帳の返納

手帳はいつでも返納できるんですよね。

ただ単に「持っていたくなくなった」という時でも。

 

療育手帳だと更新の時期にIQが伸びていてもらえない数値になっていた

精神手帳だと主治医が「診断書に書けるくらいの困り感がなくなった」

となれば手帳は更新できずに、破棄になるわけで。

 

なので、私の意見としては

「もらえるうちにもらっとこう☆」

です☺

 

この先、健常児以上にお金がかかるであろう発達障害児の我が子。

手帳のお陰で得ることができるお金はありがたく子どもの為に使わせてもらいます。

 

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