ひとりっ子長男は特定不能の発達障害

【療育園のママカースト】保育園や幼稚園とは全然違う…

 

 

ハルは療育園に2018年度に年少で入園し、1年で卒園しました。
 
※我が自治体での呼び分け
療育園=他園との並行通園NG・年少~年長児が週5で通う児童発達支援施設のこと
療育=児発(じはつ・児童発達支援の略)=幼稚園や保育園にも籍を置きながら、週に何度か通う所
 
療育園にはマウンティングママ陰口ママもいましたが、そこまで激しいものではなく、人間関係も概ね良好でした。
 
通っていた頃は上下関係カースト?)もあまり感じませんでした。
 
しかし!卒園後に療育園主催の同窓会で当時のメンバーと再会したところ
「あれ?よくよく思い返せばナチュラルにママカーストあったわ

と気付きました。

卒園したからこそ分かった他の園とのママカーストの違いを書きたいと思います。
 
※通っていた療育園では卒園後2年間同窓会へ参加できます。
親だけの座談会、親子で同窓会(どちらも年に1回ずつ)
1年間だと、卒園のタイミングが違って会えない人も出てくるから2年なのかな?
 

※偏見に満ちた内容も含まれるので、療育を利用されている方、今後療育の利用を考えている方は読まない方が良いかもです( ;∀;)

 

カーストを決める要因2つ

一般的に(?)ママ友カースト
お金持ち度
美人度
旦那さんの職業
などで決まるみたいですが、療育園で注目されるのはそんな要因ではありませんでした。
 

要因その①

子どもの障害が重いか軽いか
 
軽い方がカーストが上だと思った方
 

残念ながら不正解です✕

重い方が上なんです。
※あくまでハルの通ってた園では
 
なぜなら、最重度、重度知的障害の子は穏やかな子が多いから。
 
軽度の子や境界域、知的には高い子
=癇癪があったり、集団行動が苦手なことが多い
ハルももれなくそのタイプでした。
 
癇癪でギャーキャー言ったり、集団行動を乱し「すみません!!」と謝る事が多いし、お友だちとぶつかることも多い。
そうやって学んでいくからお互い様なんですが、知的に重く、言葉が出ておらず動きもゆっくりな子はトラブルがほとんどありません。
 
それに加え
「うちの子こんなに大変で~」
とママ友が集まり愚痴大会になっても
「うちの子はそれすらできないよ~笑」
と重度の子のママに言われて勝てる人はいない
 
ハルが通っていた療育園15人中、療育手帳A判定(IQ35未満)は2人、B判定(IQ50未満)は4人でした。
 
詳しくは↓

 
障害が重い子のママは嫌味を言うとか見下してくる、とかいうことはなく、みんな優しいお母さん方でした。
 
でもその中の数人は
「軽度の子は大変だよね、障害児としてのレールにも乗れず、先が見えなくて」
「うちの子は、支援学校行って、障害者年金もらって施設かグループホーム入ってって進路が決まってるもん」
マウンティング?発言を繰り返す方はいました。
 
本心では言葉が出て喋れる子を羨ましいと思うこともあるだろうな、とは想像できるし、実際に先の見通しが立っているのは軽度の子より重度の子。
それは全員が分かっていることでした。
 
 

要因その②

障害や療育に関する知識量
 
普通の幼稚園、子ども園、保育園でも情報通ママは重宝されると思いますが、療育園でもそこは一緒です。
特に、療育園で日々話題になるのは子どもの障害や療育についてなので、その辺に詳しいお母さんは尊敬されます。
 
療育の種類
ABA(応用行動分析)
TEACCH 構造化・絵カード
の内容、どこで受けられるか
 
支援学校に関する知識、どこの学区の支援学級が進んでいるか
療育機関、児童発達支援施設、放課後デイサービス
言語療法、作業療法音楽療法
児童精神科、障害児への対応の良い小児科、歯科、耳鼻科
などなど
びっくりするほど詳しいママもいます。
 
お子さんの障害が重度の場合、療育に繋がるのも0歳代、1歳代と早いので、その分知識も豊富だったり、人脈も広い方が多く、この分野でもまた、要因その①のママが一目置かれる存在となる場合が多かったです。 
 

カーストの下の方

 
パターン①
「昨日、こんなに大変なことがあって~」
「うちなんてさー」
に乗れないお利口さんで問題の少ない子。
 
何かしら問題があるから療育園への入園が決まったのだと思いますが
○○くんなら普通の幼稚園でもやっていけるんじゃない?
と周りから言われるタイプ
 
ハルは最初は癇癪っ子だったので、「あーそういう感じねw」と一目瞭然でした(苦笑)

イヤイヤ期が終わり、癇癪が減ってきたあたりで、療育園での居心地の悪さは少し感じるようになりました。

「言語療法を続けようと思って」

と話すと
「え?ハルくんに必要?」
と言われたり。
きっと褒め言葉のつもりで言ってくれたんだと思いますが、こんな事が増えてくると、親子そろって浮く感じがしたり。
 
療育園では"よくできました"で浮いて、保育園では"がんばりましょう"で浮いて。
最近は、どっちつかずな
『はざまのコドモ』沖田×華先生の定義とはちょっと違いますが
だと感じることも多いです。
 
 
パターン②

あとは、やはり他害のある子の親御さんは療育園であっても大変です。

療育園ですから、幼稚園や保育園に比べると周りからの理解度が全然違います。

「他害があるからこそ、療育園に来てるんだもんね」
「みんなで解決方法を考えていこうよ」
みたいな空気はあります。
 
でも
・母親が我が子の他害をたいしたことないと考えている感じ
→お互い様じゃないからね
 
・そもそも、登園時や降園後の園庭遊びの時など、自分の子どもをちゃんと見てない
→もっと張り付いて見てよー!なんで被害者の親だけ必死に走り回って防がないといけないの?!
 
なんて時は、さすがに仲間意識の強い療育園ママ達からも避けられます。
 
そして、療育園だからこそのデメリットも。
言葉が出ていない子の親御さんからしたら
「うちの子は"痛い"も"やめて"も言えないから余計に悲しい」
と感じるということです。
 
でも、謝罪がきちんとでき、先生たちとも協力して対応策を考えるママさんの場合、逆に

「最初は"坊主憎けりゃ袈裟まで憎い"で○○さんのことも良い印象なかったけど、見直した!」

「対応すごいよね、私も見習いたい!」
「うちの子が先生にSOSを出す練習にもなるしさ、大丈夫よ」
と他害っ子の親御さんでも大人気という方もいらっしゃいました。
 
 

カーストを逆転できる要因

 
年上のきょうだい児がいる

これはカーストを順位づける要因その②障害や療育に関する知識量

にも繋がるのですが、やはり上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいると、育児に関する経験値も上ですし、ひとりっ子や下の子しかいないママには言えない
「上の子の時はさ~」
「上の子の小学校ではね」

というパワーワードを繰り出すことができます。

 

療育園のボスママ

ここで書いた4人兄弟のママでした。
 
ボスママと書くと悪いイメージですが、療育園入園時は私含め、子どもの障害を受け入れられないママ達が多かったのですが、そんなメンバーを取りまとめてくれる聖母のような方でした。
 
自己主張が強いママ

これはどこの園へ行っても同じですかね。

カースト上位というか、周りがみんな気を使っちゃうというか。

 

 

卒園後のカースト

同窓会で久しぶりに療育園メンバーが揃うこともありますが、カーストは在園中とあまり変動がない感じです。
 
でも、薄くはなっていると感じます。
 
支援学校小学部へ通っている子
支援学級、普通級に通っている子
保育園、子ども園、幼稚園へ通っている子
 
子ども達は皆、療育園を卒園してからの進路でそれぞれ頑張っていて、ママ達も療育園での人間関係は狭くてちっぽけだったな、と感じているからでしょうか。

 

でも、子どもがとてつもなく大変だった3歳4歳頃に一緒に戦った戦友とも感じているので、狭くてちっぽけでちょっと窮屈な所もあったけど、温かくて過ごしやすかった療育園のママ友関係は、まるごとひっくるめて良い思い出です❀

 

 

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